クラウドファンディングのメリットとデメリット
2024年12月12日
2024年12月12日
<はじめに>
こんにちは、ミネルバ税理士法人です。このブログでは、「会社設立」や「起業」に関するノウハウやポイントを中心に分かりやすくご紹介しています。今回はクラウドファンディングのメリットとデメリットについて整理してみました。ぜひ、参考にしてください。
起業時に活用するクラウドファンディングとは?
起業を検討されている方にとって、資金調達は大きな壁の一つです。そんなときに注目したいのが「クラウドファンディング」です。
クラウドファンディングとは「クラウド(群衆)」と「ファンディング(資金調達)」を組み合わせた造語で、不特定多数の人から資金を調達することを意味しています。
このブログでは、起業時に活用できるクラウドファンディングの種類とメリットについて解説します。
寄付型のクラウドファンディング
支援者がプロジェクトの成功を願い、見返りを期待せずに資金を提供する方式です。
主に社会課題の解決に取り組む団体や個人が利用しており、社会貢献したい人やプロジェクトに共感する人が集まりやすい特徴があります。
また、リターンを用意する必要がないため、比較的手軽に始めることができる点もメリットです。
リターン型のクラウドファンディング
支援者は資金を提供する見返りとして、プロジェクトに関する商品やサービスを受け取ることができます。
例えば、新商品の早期購入特典、限定グッズ、体験型リターン(製品の開発過程への参加など)などが考えられます。
資金調達と同時に製品やサービスのマーケティングを行える有用性が他の方式より評価されています。
投資型のクラウドファンディング
支援者がプロジェクトに投資し、事業が成功した場合に収益の一部を得ることを期待する方式です。
投資型のクラウドファンディングは、金利として定期収入を得る「融資型」、売上に応じて分配金などを得る「ファンド型」、株式を取得する「株式投資型」に細分化され、それぞれリターンの内容や投資対象が異なっています。
起業家の多くが活用するリターン型のクラウドファンディングのメリット
リターン型のクラウドファンディングは、特に起業家にとって魅力的な選択肢です。主な理由としては下記の2つが挙げられます。
資金調達とマーケットのテストを同時に行なうことができる
クラウドファンディングで目標金額を達成できれば、市場にニーズがあることを確認できます。
また、支援者の声から『もう少しコンパクトなサイズが欲しい』といった具体的なフィードバックを得て、製品の改善につなげることも可能です。
プロジェクトを通じて認知の向上とファン獲得の可能性がある
クラウドファンディングを通じて、自社のことを多くの人に知ってもらうことができます。また、支援者とのつながりを深めることで、直接的にファンを獲得できる可能性も期待できます。
起業時にリターン型クラウドファンディングを利用する時の注意点
リターン型クラウドファンディングは、リターンの設定や管理をするにあたり次のような点に気を付けましょう。
リターンの金額と在庫について
・価格設定のポイント
プロジェクトの目標金額と、リターンにかかる費用を考慮して設定
支援者にとって魅力的な価格帯であること
・在庫管理の重要性
予想以上の支援が集まった場合に備えて、余裕を持った在庫の確保
手作業での管理はミスが起こりやすいので、スプレッドシートなどを利用して管理
限定数と目標額について
・限定数の設定のメリット
希少価値を高め、早期の支援を促す
リターンにかかる費用の抑制
・目標額との関係
限定数×金額が目標額を下回ると、目標達成が困難
逆に、大幅に上回ると、目標達成は容易になるが、多くのリターンの用意が必要
リターン型の主なクラウドファンディングプラットフォーム
READYFORとは?
社会課題解決に特化したサイトで、環境問題や教育問題など、社会貢献に関心のある人からの支援を集めたい場合に最適です。例えば、発展途上国の子供たちに本を届けるプロジェクトなどが多く見られます。
CAMPFIREとは?
幅広いジャンルのプロジェクトに対応しているサイトで、商品開発だけでなくイベント開催や映画制作などアイデアを実現したい人におすすめです。
<まとめ>
今回の記事が皆様のお役に立てると幸いです。疑問点やさらに詳しく知りたいことがありましたら、ぜひお気軽にLINEの無料相談をご利用ください。ミネルバ税理士法人の専門家が、あなたのビジネスを全力でサポートいたします。